代理出産を認めるべき2006年10月10日 23:08

今日のニュースから。

タレントの向井亜紀さんと格闘家の高田延彦さんの間に生まれた双子の子供。 実は、向井亜紀さんが子供を産めない身体になったため、夫の高田延彦さんの精子を別の女性の卵子(あるいは、卵子自体は向井亜紀さんのものかもしれない)に受精させ、そのまま代理出産してもらい、子供が産まれた、というような経緯。

両親は、出生届を出したのだが、それを受ける側(区役所)は、その出生を正式なものと認められず、出生届の受理を拒否した。 そこで、両親は民事訴訟で、代理出産による出生届を認めるべき、として、訴えを起こした。

今回は、その結論が一応出た形。 高裁の判決は、出生届を認めるべき、という判断。

が、しかし。

肝心の区役所の対応が情けない。 前例がない事を前面に押し出し、自分たちが判断して良いモノか分からないので、上告して、最高裁の判断に委ねたい、という理由から、上告した。

これを受け、向井・高田夫婦が会見した。 「ある程度予想していたことなので、特に感じる事はない」 といったような内容。 その顔には、ある種の寂しさ、諦めみたいなものが漂っていた。

その寂しさ、諦めの元凶は。 もちろん、出生届を受理しなかった区役所だ。 自分で結論付けたくない(判断を下したくない)という、責任逃れの根性なし(役所勤めの気質)が見え見えだ。

たまには、英断を示してくれたっていいじゃないか。 反対する人なんて、ほとんどいないと思うゾ。

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